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アバターとは?メタバースの登場で新しい体験も

アバターとは?
このアバター(avatar) は、語源的にはサンスクリット語で、ヒンドゥー教の神話で「この世に現れた神仏の化身」や「思想などの体現者」という意味を持ちます。
アバターが私たちにもたらす体験
VRが流行し始めて、アバターという言葉を初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこのアバターの概念は、VRよりも以前から私達に身近に存在しています。
時代を遡ると、テレビゲーム時代から有名なファイナルファンタジーやドラゴンクエストなどで主人公のキャラクターに名前を付ける機能がありました。
もう少し時代を先に進めると、Facebookのアイコンやかつて人気を誇ったアメーバピグのキャラクターなども、Webの世界では自分自身を表すものとして使うことでアバターになります。これからのアバターはメタバース の世界での自分を映し出した姿となっていくことでしょう。
アバターでできること
例えばFacebookやLINEを使っている人は、名前や自分の写真、背景のカスタマイズができます。ほぼ全てのユーザーが、それらの機能を使ってカスタマイズしています。
筆者が昔遊んでいたMMORPG『ラグナロクオンライン』では、画像のカスタマイズは出来ないものの、装備を変更することで自身のキャラクターの見た目を変えて楽しんでいました。
顔や服装も自由自在にカスタマイズ可能
身長や顔の形、髪型といった基本的な事から、服装・ファッションなど全身を着飾れます。また標準で用意されているモノをベースに、エディターにより自分自身で細かくカスタマイズすることも可能です。
新たな自己表現の方法に
メタバースの沢山ある可能性や魅力の一つに、「現実と違った自己表現ができること」 が挙げられます。例えば動物のような顔にすることも出来ますし、炎でつつまれたマントを着ることもできます。
リアリティを追求するだけでなく、プレイヤーが表現したいことをアバターを使って実現できる のです。
アバターとメタバースの関係は?
FacebookやTwitterでは、自分で設定したアイコンを使い続けるうちに、ただの画像から、自分自身であると錯覚したりする効果を生むこともあります。他人のアイコンは、もうその人であるかのように見えてくることもあります。メタバースの世界ではこれが非常に大切な要素になってきます。
プレイヤーは、この「アバター」を操作します。メタバースでは3次元で表現されたキャラクターを通して歩いたり、会話したり、感情を伴った表情を表現したり、自分の手で物を掴んだり、ファッションを楽しんだりすることができます。
プレイヤーはアバターを通してメタバースの世界で行動をします。この行動は、他のプレイヤーと交流する場合にとても大きな役割を果たします。相手のアバターがこちらの行動にあわせて、一緒に歩いたり、こちらの会話に応答して表情を変えてきたりすることでしょう。
アバターが本音のコミュニケーションを生む
[Horizon Workrooms – Remote Collaboration Reimagined]より転載
メタバースでのアバター は自分自身を表現するための自己表現の一つであり、その世界に没入するための重要な要素です。もしかしたら現代人にとっては、アバターを通じたほうが、より本音のコミュニケーションが取れたり、自分自身を表現できのるかもしれません。