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つみたてNISAとiDeCo(イデコ)の違いとは?始めるならどちらがお得か徹底比較
最終更新日 2022.12.26
資産運用において投資先を探していると、NISA やiDeCo などを耳にすることでしょう。
「資産運用でNISAとiDeCoのどちらを優先したらいいの?」と疑問に思う方も多いと思います。
そこでこの記事では、NISAとiDeCoの違いについて解説します。
目次(クリックで項目へジャンプ)
NISAとiDeCoの違い
NISAとiDeCoの違いは、次のとおりです。
NISA(ニーサ)
※一般NISA |
iDeCo(イデコ) | |
対象者 |
日本国に居住する20歳以上の人 (2023年から18歳以上へ引き下げ) |
20歳~65歳未満の
自営業者とその家族 フリーランス 学生 企業型DC加入者(2022年10月から) ※国民年金保険料の免除者や農業者年金の被保険者は対象外 |
税制効果 |
掛金が全額所得控除
運用益が非課税 受取時の一定額が非課税 |
運用益が非課税 |
途中解約(引き出し) |
いつでも引き出し可能 (非課税枠による再利用不可) |
原則満期まで引き出し不可 |
運用できる金融商品 | 上場株式・ETF・公募株式投信・REITなど | 定期預金・保険商品・投資信託など |
参照元URL:
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/kyoshutsu/ideco.html
NISAの特徴
NISA(少額投資非課税制度)には、特徴があります。
- 運用期間中の一定範囲の金額で購入した金融商品の運用益が非課税になる
- 金融商品は上場株式・ETF・公募株式投信・REITなどが対象になる
- 期間中はいつでも売却・払い出しができる
参照元URL:
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/point/index.html
iDeCoの特徴
iDeCo(個人型確定拠出年金制度)には、特徴があります。
- 金融機関を選定して自分で設定した掛金額を拠出して積み立てる
- 定期預金や保険商品、投資信託などから自分で運用商品を選び積み立てる
- 年金受取時期が来たら掛金の合計額や運用益など個人ごとの設定に準じて受け取る
iDeCoは、掛金や運用商品を自分で決めることができ、公的年金と組み合わせた老後の資金作りに役立つ制度です。
データ参照元URL:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/kyoshutsu/ideco.html
優先するべき投資は
iDeCoとNISAを比較 して優先すべきは、投資資金の目的ではないでしょうか。
iDeCoは、60歳まで引き出せない仕組みになるため、老後の資金形成に重点をおく人向けとも言えます。一方のNISA(一般NISA)は、最長5年間の運用になるため、一定期間非課税で資産運用をしたい人向けだと考えられます。